おなかに良いとされるオリゴ糖とはどんなものなのか、市販されているオリゴ糖にも色々あるようだが、オリゴ糖の種類によって効果に差があるのでしょうか。
最初にオリゴ糖が発見されたきっかけは、母乳を与えている乳幼児が人口乳を与えている乳幼児に比べて下痢などの病気にかかり難く、かかっても軽症で早く治ってしまうという事実から研究が始まり、母乳で育った乳幼児の腸内細菌の中にビフィズス菌が多く生息していたことが分かり、その原因がオリゴ糖であることが判明したのです。
人間の母乳には平均で1.2g/100mlのオリゴ糖が存在するのだそうですが、特に初乳には、1.9g/100mlものオリゴ糖が存在するのだそうです。オリゴ糖は体内でどう働くのか？
人間はオリゴ糖を分解する消化酵素を持っていないので摂取すると途中で吸収されることなく大腸に到達し、大きく分けると二つの働きをするのだそうです。一つ目は腸内細胞が病原体（インフルエンザや肺炎球菌）と接触する前に結びついてしまい感染を阻止する働きです。もう一つは善玉菌を育て短鎖脂肪酸を作るのを助けて腸内での有害な細菌の増殖を抑制することです。短鎖脂肪酸は人の健康維持には欠かせないものです。（短鎖脂肪酸について詳しくはここをクリック）
オリゴ糖の種類
オリゴ糖と言ってもその種類は100種類を優に超えるものが存在するのですが、オリゴ糖のほとんどは単体で純度を高めるのは難しい為、純度が高いと高価になってしまいます。
オリゴ糖の製法は原料に含まれる成分を抽出するか、でんぷん・砂糖・乳糖から合成するか、または酵素を利用して分解して生成します。
市販品はその材料や製法により名前がついていますので、代表的なものをいくつか挙げてみます。
ガラクトオリゴ糖
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フラクトオリゴ糖
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マンナンオリゴ糖
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これらが、腸内の善玉菌を育てる（プレバイオティクス）に有益なオリゴ糖の代表的なものです。
次に、商品として売られている物の中から代表的なオリゴ糖を紹介します。
乳果オリゴ糖
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キシロオリゴ糖
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大豆オリゴ糖
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オリゴ糖は、吸収されないで大腸までとどきますので、大量に摂取するとおなかが緩くなります。摂取量には注意してください。通常は1日にティースプーン一杯程度を継続して使用することで効果があらわれます。
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