新人エンジニアの皆様へ、腕に自信がないのであれば道具を選ぶべきです。プロになった以上結果に責任を負うべきです。

「弘法は筆を選ばず」と言う言葉がありますが、技術者にはこの言葉は当てはまりません。プロになったからには結果に責任を持たねければなりません。ねじ一本締めるのに気を抜いたことにより大事故に至ることもあるのです。
ねじを締めるのに使うドライバーは、今では100円ショップでも売っている一般的な工具です。しかし、このドライバーには色々種類があり、適切なものを選ばないとしっかり閉まらなかったり、ねじの頭を壊してしまい締めることも緩めることもできない状態になったりします。ねじで止まっている部品はそこにかかる加重を計算してどの位のものを使うかを決めているのですから、ねじ1本でも手を抜いて締めることは全体の耐久性も落ちてしまう事になるのです。新人エンジニアの皆さんはここまで考えて仕事をしてください。そこで、プロとして恥ずかしくない道具をお勧めします。幅広いエンジニアの方に人気のドイツWera社製品とスイスPB社製品です。それでは、その使い方とおすすめ製品を参考にしてください。

目次
ねじを締める時注意する事   おすすめWera社製   
おすすめPB社製   

ねじを締める時注意する事
☆ねじの頭にしっかり合ったドライバーを使う事。
ドライバーには番号がついています。現在ではほとんどプラスネジが使われていますので、一般的には1番・2番・3番ドライバーがあればどれかが合うと思います。

☆回すときは力を入れてねじにドライバーを押し付けるようにして回す事。
特に占める時の最後と緩める時の最初の段階では、しっかり両手で押し付けながら回してください。これをやらないとねじの頭がだめになることが多いです。

☆ねじに対してドライバーは垂直に保たなければなりません。
場所によってはドライバーの柄が邪魔になり垂直が保てない場合が出てきますが、この様なときは無理をしないでドライバーの刃先の長いものなどにして工夫をしてください。

しかし、全てのねじでこれを意識するにはなかなか難しいものです。そこで、プロが使うドライバーの登場となるのです。これらは、専門メーカーが先端の材料や加工に精密技術を使いネジの頭部に確実にフィットし滑らないようにできています。
一度使ってみればよく分かるのですが、ドライバーが磁化されているわけでもないのに、ねじがドライバーの先端に吸い付くようにフィットして逆さにしても落ちないのです。

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ドライバーを選ぶ(プラスドライバー編)
技術者の間ではドライバーと言えばWera社製かPB社製と言われるくらい有名です。有名なのには訳があり実際使ってみると他のドライバーとは全然違い、一気に腕が上がったかのような感覚に見舞われます。工具選びの重要性が良くわかる一品です。
先端の精密加工は両社とも素晴らしいのですが、Wera社製の方は先端の材質の工夫を凝らしより一層食いつきと耐久性をましたもので、PB社制はグリップの形と材質に工夫を凝らし使い心地を重視したものとなっています。
それではまず、Wera社製の物から紹介します。

☆新人エンジニアに私のおすすめはこの3本です。
先端のレーザーチップにより、ねじへの食いつきに優れています。

1本目は#2(2番)プラスドライバーやはりこのドライバーが一番使う物です。
刃先はレーザーチップ NO.2
軸長    100mm
全長    205mm
六角軸付きで、六角レンチで回す事が可能


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Wera 350SK プラスドライバー 1×80
価格:1389円(税込、送料別) (2021/4/20時点)


2本目は近頃使用頻度が上がっている#1(1番)プラスドライバーです。
刃先はレーザーチップ NO.1
軸長     80mm
全長    178mm
六角軸付きで、六角レンチで回す事が可能


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Wera 350SK プラスドライバー 3×150
価格:2844円(税込、送料別) (2021/4/20時点)


3本目は力のかかる場所は今でも#3(3番)プラスドライバーが良く使われています。このネジを2番で緩めようとすると、ねじの頭をつぶしてしまいますので絶対に必要なものです。
刃先はレーザーチップ NO.3
軸長    150mm
全長    262mm
六角軸付きで、六角レンチで回す事が可能



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☆そろそろ工具を買い替えようかと思っている人にはこの3本がおすすめです。
先端にダイヤモンド粒子がコーティングされていて耐久性が高いです。

1本目は#2(2番)プラスドライバーやはりこのドライバーが一番使う物です。
刃先はダイヤモンド NO.2
軸長    100mm
全長    205mm
六角軸付きで、六角レンチで回す事が可能



2本目は近頃使用頻度が上がっている#1(1番)プラスドライバーです。
刃先はダイヤモンド NO.1
軸長     80mm
全長    178mm
六角軸付きで、六角レンチで回す事が可能




3本目は力のかかる場所は今でも#3(3番)プラスドライバーが良く使われています。このネジを2番で緩めようとすると、ねじの頭をつぶしてしまいますので絶対に必要なものです。
刃先はダイヤモンド NO.3
軸長    150mm
全長    262mm
六角軸付きで、六角レンチで回す事が可能

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☆電工用ドライバーとして使うなら絶縁ドライバーも揃っています。

1000V絶縁
先端  #1(1番)
スリップストップ機構でドライバーの突然のスリップを防ぐ
軸長    80mm
全長    178mm





1000V絶縁
先端  #2(2番)
スリップストップ機構でドライバーの突然のスリップを防ぐ
軸長    100mm
全長     205mm


1000V絶縁
先端  #3(3番)
スリップストップ機構でドライバーの突然のスリップを防ぐ
軸長    150mm
全長     262mm



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手の小さい人で、Weraのドライバーのグリップが頑固すぎるという人のは、スイスグリップで有名なPBのドライバーはどうでしょうか。このスイスグリップとは、今までPB製のドライバーと言えばマルチクラフトシリーズで有名でしたが、より一層グリップが握りやすくなったもので、この握りやすさでファンになった人も多いようです。

☆次にPB社製のプラスドライバーを揃えるとしたら進めるのは次の3本です。

最初の1本目はやはり2番ドライバーです。
刃先は精密加工の NO.2(2番)
軸長  100mm
全長  205mm
グリップは濡れた手でも滑りにくいスイスグリップ



2本目は最近頻度頻度が上がっている1番ドライバーです。
刃先は精密加工の NO.1(1番)
軸長  80mm
全長  175mm
グリップはスイスグリップ



3本目は力のかかる場所は今でも#3(3番)プラスドライバーが良く使われています。このネジを2番で緩めようとすると、ねじの頭をつぶしてしまいますので絶対に必要なものです。
刃先は精密加工の NO.3(3番)
軸長  150mm
全長  270mm
グリップはスイスグリップ

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PB社でも電工用絶縁ドライバーを揃えています。こちらの方が豊富にあるかもしれません。

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PBスイス 5190-1-80 エレクトロプラスドライバー絶縁 5190180
価格:1508円(税込、送料別) (2021/4/20時点)



1000V絶縁
先端 #1(1番)
グリップは細身ですが滑りにくくフィット感は他のPBドライバーと同じです。



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

PB SWISSTOOLS 絶縁プラスドライバー 5190-2-100 [A010126]
価格:1315円(税込、送料別) (2021/4/20時点)


1000V絶縁
先端  #2(2番)
グリップは細身ですが滑りにくくフィット感は他のPBドライバーと同じです。




1000V絶縁
先端  #3(3番)
グリップは細身ですが滑りにくくフィット感は他のPBドライバーと同じです。




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ベテランの方は「エンジニアのためのプラスドライバーの選び方」も参考にしてください。

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