Windows 10を使っているとアップデートなどに伴い、設定変更方法が変わってしまう事があります。そんな時慌てないための豆知識集です。
例えば、コントロールパネルの場所などは、毎回変更になっています。全体の流れとしては廃止の流れのようで、機能が順次「設定」に移されているようです。しかし、まだまだコントロールパネルは必需品ですので、その度どこに行ったのかを探すのが当たり前になっています。
コントロールパネルは、一つの例ですがアップデート後に今まで使ってきた機能の設定方法が変わったところが多くあります。
それ以外にも、特にセキュリティー強化のために今までと同じ使い方ができなくなったという例もあります。これらのうち、特に質問の多い項目を、豆知識として集めてみました。
目次
基本設定関係
ユーザーアカウントとは ユーザーアカウント制御変更方法 Windows 7感覚で使いたい
コントロールパネルを表示させる方法
ネットワーク関係
現在のネットワークの状態を調べて設定をする ネットワークに他のパソコンが見えない
共有ファルダーが開けない SMBv1.0を有効にする方法
IPアドレスを設定する
☆ユーザーアカウントとは
Windows 10パソコンを起動する時通常はログイン作業が必要になります。この時どんなアカウントでログインするのかを決めているのですが、この時使えるアカウントには Microsoftアカウントとローカルアカウントがあります。しかし、現在のパソコンのセットアップはまだまだ複雑で、新品のパソコンを自分でセットアップしている人は少数派のようです。
セットアップを業者に任せるとこのアカウント設定も業者に任せることになるので、自分のパソコンのアカウントがどんなものかも知らないで使っている人もいる状態です。
この機会に、アカウントについて調べて見て下さい。
興味のある方は「Windows 10のアカウントの種類と調べ方」をご覧ください。
☆ユーザーアカウント制御変更方法
ユーザーアカウント制御とは、プログラムをインストールするときなど管理者権限で実行しなければならないプログラムを実行しようとすると「このアプリがPCに変更を加えることを許可しますか?」と警告を発するもので、「はい」をクリックしなければ次に進めません。
新しいプルグラムをインストールするときだけなら良いのですが、中には、OSに適合しないプログラムを互換モードでインストールした時に、プログラムを起動するたびに警告が出ることがあります。こんな時のイライラを解消するために、この警告自体をなくすことができます。
その方法は「ユーザーアカウント制御 設定方法」をご覧ください。
ただし、セキュリーティー的には問題がありますので、充分注意して使用してください。
☆Windows 10をWindows 7感覚で使いたい
Windows 10パソコンに変えてみたがどうも使い勝手がシックリこないという人が案外多いものです。そこで、設定変更で少しでもWindow7の使い勝手に近づけたいという人は一度試してみてください。
◎ロック画面の省略
電源ONで最初に表示される画面です。この後クリックで、パスワードを入力する画面が表示されるのでこの画面は必要ないのではと思われる。
その方法は「ロック画面非表示にする方法」をご覧ください。
◎パスワード入力の省略
社内ネットワークのローカルアカウントの場合パスワード設定をしない場合が多いようですのでこのような場合は、パスワード入力画面を省力したいものです。この場合は「パスワード入力の省略」をご覧ください。
◎Windows 7風ディスクトップ
Windows 10のディスクトップは初期状態では何も表示しないので、Windows 7で使い慣れたマイコンピュータやごみ箱・マイフォルダーぐらいは欲しいものです。
「ディスクトップをWindows 7風に設定する」をご覧ください。
☆コントロールパネルを表示させる方法
Windows 10のVer1703以降でコントロールパネルを表示させる方法が解からないという人が多いです。これはバージョンが変わるたびに表示方法が変わっているからです。
Ver1703とVer1803とは全く表示方法が違います。Ver1809は1803と変わりないようです。それぞれについて説明してありますので「Ver1703以降でコントロールパネルを表示する方法」をご覧ください。
☆現在のネットワークの状態を調べて設定をする。
Windows 10をネットワークに参加させるためには、ネットワーク設定をしなければなりません。しかし、ネットワークに参加と言う事は、他のパソコンともファイルの共有をしたり、プリンターの共有をしたりセキュリティー設定にかかわることも変更したりしなければなりません。
そこで、自分のパソコンのネットワーク設定がどのような状態なのかを知る必要があります。その上でネットワークでのファイル共有の設定をして下さい。
「現在にネットワーク設定の状態を調べる方法」を参考にぜひ調べてください。
☆既存のネットワークに接続すると他のパソコンが見えない
Windows 10パソコンを既存のネットワークにつなぎ、ファイル共有の設定をしたのに他のパソコンが見えないことがあります。これは古いシステムで使われているサーバーメッセージブロックプロトコル(SMB)のバージョンがVer1.0をいまだに使っていることが原因の場合があります。この場合Windows 10の方で、SMBのバージョン1.0を有効にしてやれば解決することはできます。ただし、たびたび問題になるSMBV1.0の脆弱性問題は解決していませんので、なるべく早くネットワークのすべての機器のSMBのバージョンを上げることが必要です。
詳しくは、「Windows 10パソコンでSMBv1.0を有効にする」をご覧ください。
☆共有フォルダーが開けない
ネットワークに表示されたパソコンの共有フォルダーの中身を見ようとクリックすると、エラー表示したりユーザー名とパスワードを聞いてくる場合があります。この現象が開けないフォルダーのパソコンがパスワードが設定してない場合に発生するのであれば、Windows 10のバージョンアップによりセキュリティーが強化されゲストアクセスが無効になっていることが考えられます。
見ようとしているWindows10パソコンのバージョンを確認してください。Ver1809以降であればレジストリーの変更が必要です。
レジストリーの変更は慎重に行わなければなりませんので、「windows 10パソコンで他のパソコンの共有フォルダーが開けない」を参考にして、慎重に行ってください。
☆IPアドレスを設定する
Windows 10になってネットワークの設定を行う場所が非常にわかりにくいと言う話をよく聞きます。
Windows Xp・Windows 7までは家庭内のパソコンや社内の小規模ネットワークの設定を行ってきた人には、Windows 8辺りから設定や設定をこなう場所が非常に分かりにくくなって来ました。特にWindows 10になってからはIPアドレスを固定で割り振るなんてことは考えないようにしようなんて人が非常に多くなってしまいました。全部自動設定で済ませてしまうようです。
しかし、何かトラブルがあった時や、どうしても固定アドレスにしたい時などに焦らないためにこの際はっきりとしておいた方が良さそうです。
必要な方は「Windows 10でのIPアドレス設定方法」をご覧ください。
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