使用中のパソコンがどんな種類のアカウントでログインしているのかわかりますか。

Windows 7パソコンまでは、ユーザー名で管理をしていましたので、複数の人が同じパソコンを使用するとき起動画面でユーザー名とパスワードを入力してそれぞれ専用のディスクトップ画面を表示させて使う事が推奨されてきました。しかし、個人のパソコンではそのたびに立ち上げなおすのも大変でしたし、家族だけが使うパソコンで、パスワード管理をすること自体習慣がありませんでした。そんなわけで、一つのユーザー名で立ち上げ同じ環境で使っていた人が多かったわけです。
ようやくパソコンも一人1台の時代となり、それぞれのパソコンを自分で管理する時代が来たわけですが、まだまだセットアップ方法が初めての人には難しく、適切な設定がなせれてないパソコンが多いようです。
Windows 10パソコンを始めて電源を入れた時、セットアップ画面が表示され、質問に答えていくと最初にインターネットの設定が始まりそのまま行くと、Microsoftアカウントサインインの画面になります。ここで、アカウントが何かが分かっていれば問題ないのですが、初めての人はこの辺りでOSOを出す人が多いようです。
その一方で、セットアップを販売店にすべて丸投げをした人のは、販売店が個人のアカウントを作るわけにはいかないので、ローカルアカウントに設定してパスワードも忘れられると困るので、「無し」の状態にして、以前のパソコンと同じように使えるように設定することが多いようです。こうなるとアカウントが何なのか知らなくても使える状態なわけです。

Windows10の最近のバージョンの方はブログの「あなたのパソコンのアカウントの種類はわかっていますか?」を参照してください。

目次
Microsoftアカウントとは  パソコンのアカウント情報の調べ方  
Microsoftアカウントへの変更Ver1803の時   Microsoftアカウントへの変更Ver1809の時
ローカルアカウントへ変更   



◎Microsoftアカウントとは

新品のWindows 10パソコンを自分で、セットアップした人なら、セットアップの途中で、Microsoftアカウントを設定する場面がありますのでここでMicrosoftのメールアドレスを入力または新しく作成したメールアドレスを入力したかもしれません。これがMicrosoftsoftアカウントにあたるものです。
次の動画は一般的なWindows 10のセットアップの方法を解説したものです。(YouTubeより) この流れで行くとMicrosoftアカウントでログインすることになります。

このアカウントはMicrosoftが無料で提供しているもので電子メールアドレスとして使う事ができます。最初は △△△@hotmail.comでしたのでホットメールアドレスとか言われていました。
 △△△@以降のドメインがlive.com ・ msn.com・passpot.comなどがありますが最近の日本の場合はoutlook.jpが多いので、△△△@outlook.jpとなりますので見覚えのある人も多いと思います。(△△△の部分は早い者勝ちで自分で指定できます)
ここで使用するメールアドレスが、Windows 10になってから登場したMicrosoftアカウントです。(実際にはWindows 8からですが8が普及しなかったのであまり知られていない)
今までのWindows 7までのアカウントはそのパソコンだけで使うアカウントでしたので複数設定してなくパスワードが無しの場合は起動の時に表示すらしないことも可能でした。そんなわけで自分のパソコンのユーザー名を知らないと言う事も多くありました。
それでは、今お使いのパソコンのユーザー名とその種類を調べてみましょう。

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◎パソコンのアカウント情報の調べ方

「スタート」→「設定」ボタンを押す。





表示されたWindowの設定画面で「アカウント」をクリックする。







ここで表示されるのがユーザー情報です。
「ユーザー名」・「アカウントの種類」・「権限」などが表示されます。
ユーザー名はこの時ログインしているユーザー名です。
次の「アカウントの種類」の欄がローカルアカウントとなっている時は、Microsoftアカウントではありませんので、Windows 7の時と同じアカウント管理となり、お使いのパソコンごとにユーザー名を任意に設定できパスワードも登録できます。ユーザー名を複数登録して1台のパソコンを複数の人でプライバシーを侵さないで使う事も可能です。
最後にある権限はそのアカウントの持っている権限です。「管理者」となっていればすべての権限を持っているわけですが「標準ユーザー」となっている時はほとんどのソフトは使用可能ですがシステム設定のうち他のユーザーやセキュリティーに影響がある項目は変更できない権限ユーザーと言う事になります。

一方、Microsoftアカウントの時はこのようにMicrosoftメールアドレスが表示されています。この場合はOutlook・Skype・OneDriveなどのサービスに簡単にアクセスできるようになります。
Microsoftはこのアカウントでの運用を推奨しています。

Microsoftアカウントでログインするように登録してある時は電源を入れると、ログイン画面が表示されパスワードを聞いてきます。この時、複数のアカウントが登録してあると、画面左下に複数のアカウント名が表示されますので、その中から選んでログインすることが可能となります。
この時のパスワードは、アカウントごとに管理されるのでプライバシー保護は完全です。

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◎アカウントの種類の変更方法

☆ローカルアカウントからMicrosoftアカウントへの変更方法

Windows 10がVer1803の時
「スタート」→「設定」→「アカウント」→「ユーザー情報」を表示させて、「Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」をクリックする。




すでに持っている時はMicrosoftのメールアドレスを入力する。
持っていなければ「作成しましょう!」をクリックして、Microsoftアカウント作成画面に移行する。




「新しいメールアドレスを取得」をクリックする。







「新しいメール」欄に希望のアカウントを入力してエンターキーを押す。
もし、すでに使われている時は、すでに使われていますの警告が出ますので、違うアカウントを入力してください。






無事受け付けられますと「△△△△△@outlook.jpは使用できます。」と表示されますのでパスワード欄に自分で決めたパスワードを入力してください。
パスワードが単純などで適合していないときは、指示がありますので指示どうり入力しなおしてください。(桁数・英数含むなど)

「お子様の情報の保護にご協力ください」の画面が表示されますが、後でも設定できますので、ここでは右上の「×」を押して終了してください。





「最も関心の高いものを表示」画面が表示されますので、「次へ」をクリックする。








「現在のパスワード」を聞いてきますので、ローカルアカウントの時のパスワードを入力します。もしパスワードを設定していないときは、空白のままで結構です。
「次へ」をクリックする。





PINを作成しますと表示されますが、これはこのパソコンだけで使用できる4桁のパスワードのようなものですので後でも作成できますので今は右上の「×」をクリックして終了してください。





ユーザー情報の欄にMicrosoftアカウントが表示されてログイン中であることが分かります。





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Windows 10がVer1809の時
「スタート」→「設定」→「アカウント」→「ユーザー情報」を表示させて、「Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」をクリックする。





アカウントをすでに持っている時はMicrosoftメールアドレスを入力する。
持っていなければ「作成」をクリックする。





「新しいメールアドレスを取得」をクリックする。







「新しいメール」欄に希望のアカウントを入力してエンターキーを押す。
もし、すでに使われている時は、すでに使われていますの警告が出ますので、違うアカウントを入力してください。




「もう少し詳しい情報が必要です」と言ってきますので、姓 と 名 を入力して「次へ」をクリックしてください。







「詳細の追加」画面で生年月日を追加して「次へ」を押してください。







「Microsoftアカウントを使用してこのコンピューターにサインインする」の画面で「現在のパスワード」欄にローカルアカウントのパスワードを入力して「次へ」をクリックする。
パスワードが設定していないときは空白でよい。



PINを作成しますと表示されますが、これはこのパソコンだけで使用できる4桁のパスワードのようなものですので後でも作成できますので今は右上の「×」をクリックして終了してください。





ユーザー情報の欄にMicrosoftアカウントが表示されてログイン中であることが分かります。





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☆Microsoftアカウントからローカルアカウントへの変更方法

スタート」→「設定」→「アカウント」→「ユーザー情報」を表示させる。
この時、アカウントにMicrosoftメールアドレスが表示されていれば、このアカウントでログイン中であることが分かります。
ローカルアカウントに変更するには、中ほどにある「ローカルアカウントに切り替える」をクリックしてください。
この時、最初に設定したアカウントによっては、この欄がなく、「すべてのMicrosoftカウントのログインを自動的に停止」と表示されている場合がありますので、この場合はここをクリックしてください。

ローカルアカウントに切り替えるのは、現在ログインして色Microsoftアカウントからログアウトしなければならないので、Microsoftアカウントのパスワードを入力して「次へ」を押してください。





すでにローカルアカウントが存在する場合は、「ユーザー名」欄に表示されますので「次へ」をクリックする。
はじめてローカルアカウントを使う時には、自由にユーザー名を入力して、パスワード・パスワードの確認・パスワードのヒントを入力して「次へ」をクリックしてください。
この時のパスワードは設定したくなければ空欄でもOKです。

「サインアウトと完了」をクリックしてください。








しばらくするとローカルアカウントのログイン画面が表示されますので、パスワードが設定されている時はパスワードを入力する。パスワードが設定されていないときは、サインインをクリックしてください。



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