Windows パソコンの標準機能でできる自動バックアップの方法

Windowsパソコンの標準の機能に自動バックアップという機能があります。この機能はWindows のシステムに異常が生じたとき、今までの正常に起動していた時点に戻すという機能です。一度設定しておけば定期的にバックアップを作成してくれますので、簡単に復元できるという機能です。
新しいパソコンを買ったばかりでしたらこの機能を使う事も少ないかもしれませんが、Windows パソコンは何年か使い込んでくると必ず問題が発生するものですから、現実に今すぐ行わなければならないパソコンは一寸前のWindows 7パソコン辺りかもしれません。そこで今回はWindows 7での画面で説明しますが、Windows 10でも機能はほぼ同じですので参考になると思います。
追加情報
Windows 10がVer1803になってから、今までと同じバックアップが一部機種で(32bt OS)できなくなりました。その後のバックアップはこの方法は使えないようです。Windows 10Ver1803以降はシステムイメージバックアップは推奨されません。とマイクロソフトが発表しましたので、システムイメージは別ソフトで作るしかないようです。「Window10のシステムイメージを作る」を参考にしてください。
その後、次のバージョン1809ではまた作れるようになっていることが確認できましたが、こんなに頻繁に症状が変わるようでは今後が少し心配です。(もう32ビットOSは忘れられていくのかな?)

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自動バックアップ方法
「スタート」→「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「バックアップの作成」を選ぶ



「設定の変更」を選ぶ





バックアップを作成する場所を選択する。選択したら「次へ」をクリックする
条件として外付けハードディスク(最低でも500GB)が望ましい。
ネットワーク先でも良いとされていますが、完全に立ち上がらない時やハードディスクの故障時は復旧できない可能性があります。(システム修復ディスクで立ち上げるとネットワークは表示できない)

通常は「自動選択」を選びます。選んだら「次へ」をクリックする。
自動選択を選べばシステムイメージも作成されますので、パソコンが立ち上がらなくてもシステム修復ディスクがあれば、作成された時点へ復元できます。


確認画面が表示される。この時自動でバックアップを行うスケジュールが設定できますので「スケジュール変更」をクリックしてください。
スケジュール変更を行わないならば、「設定を保存して終了」をクリックしてください。

「スケジュール変更」をクリックすると頻度・日・時刻を設定できるのでそれぞれ設定して「OK」をクリックする。
一般的には週一でバックアップを取ることが多いですが、その時間にパソコンが起動している必要がありますので、必ず電源が入っている時間で使用していないような休み時間などに設定すると良いと思います。
スケジュールの設定が終わって「OK」をクリックするとバックアップの設定の確認画面に戻りますので良ければ「設定を保存して終了」をクリックしてください。

スケジュールが保存されますので、今回は「今すぐバックアップ」をクリックしてください。




バックアップ進行中の画面が表示されます。
進行にはかなりの時間がかかります。この間パソコンは使えないわけではありませんが、処理スピードが遅くなるなど問題があります。

完了すれば「バックアップと復元の画面を」終了してください。

なお、Windows のバージョンやUSB HDDの違いによりUSBハードディスクをしばらく使わないと、知らぬ間に認識されていない状態になってしまう事があります。
これはUSBセレクティブサスペンド機能が原因のようで、パソコンとUSBハードディスクの愛称のようなものと思ってください。この場合はUSBセレクティブサスペンド機能を無効にすれば解決します。
Windows 7の場合は最初からこの機能を無効にした方が良いかもしれません。
詳しくは「USBハードディスクが時々認識しなくなる時の対処法」を参考にしてください。

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