パソコン故障時の完全な復元にはシステムイメージを正常なときに作っておくことが大切です。

パソコンはいつか必ず壊れると認識し、その日のために必要な準備をしておいて、いざと言う時に備えるため。正常なときのシステムイメージを作成しておく方法を書いてみます。
システムイメージとは、C:ドライブやD:ドライブに分かれる1台のハードディスクを丸ごとバックアップしたもので、別にシステム修復ディスクを用意して置けば、別のハードディスクに丸のまま再現することができるというもので、ハードディスクの故障などで交換しても新しいハードディスクに復元することのできる優れものです。
今回は、今一番必要であろうと思われるWindows 7パソコンで説明しますが、Windows 10でもほぼ同じ機能が有ります。(システムセキュリティ→バックアップ→バックアップと復元(windows 7)をクリック)

システムイメージは、1つのドライブに1個だけ作ることができます。この為自動バックアップを作るドライブと共有はできませんので注意してください。
また、システム修復ディスクが無いと復元できませんので、後で述べるシステム修復ディスクを必ず作っておいてください。

追加情報
このシステムイメージの作成が32ビット版Windows 10 Ver1803からエラーで作成できなくなっています。ただし、次のバージョン1809では修正されて無事作ることができるようになっています。
32ビット版については、需要も減って生きているのでまたいつ不具合が起きるか心配なところです。
標準機能ではなく、他のフリーソフトでのシステムイメージ作成をしたい方は「Windows 10でシステムイメージ作成の方法」も参考にしてください。

システムイメージの作成方法

「スタート」→「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「バックアップ作成」を選択する



システムイメージの作成を選択する。






バックアップ先を聞いてくるので「ハードディスク上」の中からシステムイメージを保存するドライブを選択してください。
この時ドライブ番号を間違えないように注意してください。




確認画面が表示されますので良ければ「バックアップの開始」をクリックする。







バックアップの進行状態が表示されます。
30分位は覚悟してください。




バックアップが完了すると「システム修復ディスクを作成しますか?」と聞いてきますので、一度も作ったことがない時は「はい」を、依然作ったことがある場合は「いいえ」を押してください。


ドライブにCDを入れてから「ディスクの作成」をクリックしてください。





完了のメッセージが表示されますので、閉じるを押して終了です。

出来上がったディスクにはラベル名をしっかり描いて保存しておいてください。

以上がシステムイメージの作り方です。これは行った日の状態に戻すものですから、パソコンに大幅な変更があったときには、もう一度システムイメージを作り直さないといけません。システムイメージは一つの媒体には一個しか作れませんので作り直したら元の状態にはもう戻すことができませんので注意してください。

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